自分のこと、ちゃんと「好き」ですか?大人になると、自分のダメな部分ばかり気になって、なかなか胸を張って「自分が好き」だとは言えなくなりますよね。それどころか「自分はダメだ」なんて思ってしまうことも。
今回は、あなたが自分のことを好きでいるために「大人の自己肯定感を高める7つの方法」をご紹介します。この記事を読み終われば、自分のことを好きになるヒントが得られるはず。あなたの人生をもっと楽しくするために、ぜひご覧ください。
そもそも「自己肯定感」って、なに?
自己肯定感とは、ありのままの自分を認める気持ちのこと。自分の良い部分はもちろん、ダメな部分も認めて、肯定し受け入れる感情のことです。 「私にはダメなところもあるけれど、それが私だし、それで良い」と、ダメな自分にもOKを出せる気持ちのことを「自己肯定感」と言います。
自己肯定感が「高い」と、どうなる?
自己肯定感が高いとは、「自分のことが好き」ということ。他人と自分を比較するのではなく、自分はもちろん他人の意見や個性を認め、大切に想うことができます。そのため、人とのコミュニケーションも良好。人との関わりを素直に楽しみながら、心にゆとりを持って過ごすことができます。 また、自己肯定感が高いと「失敗」さえも否定せず、受け入れることができます。そのため、何かに「挑戦すること」を恐れません。たとえ失敗しても気にせず、また新しくチャレンジできるため、ぐんぐん成長することができます。
自己肯定感が「低い」と、どうなる?
自己肯定感が低いとは、「自分のことがあまり好きではない」ということ。自分に自信がもてないため、常に他人と比較してしまいがちです。その結果「自分なんて全然ダメだ」と劣等感を感じることも。自分はもちろん他人のことも受け入れられないため、人間関係がうまくいかないことも多いです。 また、自己肯定感が低いと、自分のダメな部分を認めてあげることができません。特に、何かに挑戦して「失敗」すると、自分を全否定することに。そのため「失敗したくない」という不安や恐れが大きくなり、新しいことに挑戦しにくくなります。
自分のこと好きでいたいから。大人が「自己肯定感」を高める7つの方法
自己肯定感は、低いよりも高い方が、人生楽しく過ごせそうですよね。「私って自己肯定感が低いかも…」と思っているあなたも、大丈夫。今から紹介する「自己肯定感を高める7つの方法」をぜひ試してみてください。
自分の「良いところ」を見つけてみよう
まずは、自分の「良いところ」を見つけることから始めてみましょう。自分のことがあまり好きじゃなくても、自分の「良いところ」なら、好きになれそうですよね。 自分の「良いところ」と言っても、もちろん「人より特別に優れているところ」である必要は全くありません。ほんの小さなことで、大丈夫。例えば「仕事を頑張れる、人の悪口は言わない、ご飯を作れる」など、ふだんの生活の中で思い付く範囲で十分です。いくつか見つかったら、箇条書きにして紙に書き出してみましょう。目で見ることで、自分の良いところをはっきりと自覚することができます。 「でも自分の良いところなんて、思いつかない」という人は、家族や親しい友人に聞いてみるのもおすすめです。自分では普通だと思っていることでも、他の人から見ると「良いところ」だったりするもの。自分では気づけない意外な魅力が、見つかるかもしれませんよ。
プラスの言葉をひとつ、付け加えよう
自己肯定感が低いと、ついネガティブな感情に陥りがち。「私って本当にダメだな…あの人に比べたら私なんて…」と自分を否定しそうになったら、プラスの言葉をひとつ付け加えてみて。 「私って本当にダメだな。だけど、よく頑張ってるよね」 「あの人に比べたら私なんて。でも、私にも良いところはあるよね」 自分を否定してしまうザワザワした感情も、プラスの言葉で上書きすれば、なんだか少し安心しませんか? ここで大切なのは、「ネガティブな感情を持つ自分」をダメだと思わないこと。自分を否定してしまう気持ちも、まるごとしっかり受け止めて認めることが、自己肯定感を高める上でとても大切なことです。
リフレーミングで、ポジティブ変換
リフレーミングとは、別の視点から物事を捉えること。実は「自分のダメなところ」も別の視点から見てみると、ポジティブな言葉に言い換えることができます。例えば「心配性→用心深い、自分勝手→マイペース、飽きっぽい→好奇心旺盛」など、欠点のように感じることでも、言い換えるだけで長所にもなります。 物事は、捉え方次第でプラスにもマイナスにもなるもの。特に自分が使う言葉は、自分の気持ちに直接影響します。ポジティブな言葉を使えば、心が穏やかに、前向きな気持ちになりますよね。そうすれば、自然と自己肯定感も高まってくるはずです。
小さな成功体験で、自信をつけよう
小さな成功体験を積み重ねることで、人は自信をつけることができます。「自分で決めた目標を、達成できた」という成功体験を増やしていきましょう。 もちろん、大きなことでなくて構いません。成功を体験すること自体が大切ですので、例えば「取引先にメールを送る、週末は布団を干す」など、ふだんのタスクのような、ほんの小さなことでOK。どんな些細なことでも、自分でやると決めたことが「できた!」という体験は、大きな自信へとつながります。おすすめの方法は、毎日のタスクを決めて書き出し、できたらチェックを入れること。そうすれば、小さな「できた」を認識しやすいですよ!
失敗を、恐れないで
自己肯定感が低いと「失敗=ダメなこと」と思ってしまいがち。「失敗はダメ、成功しなきゃ」と考えると、それだけで苦しくなりますよね。でも、失敗って本当にダメなことでしょうか? そもそも、失敗なんて誰だってするもの。特に初めての試みなんて、みんな必ずと言っていいほど失敗するものです。それに「失敗は成功の母」と言うように「失敗=ダメなこと」ではありません。失敗した経験が、次の成功に役立つことも多くあります。だから、失敗したって大丈夫。また改めて、チャレンジすれば良いだけの話なんです。
自分の気持ちを、認めてあげよう
「失敗するのが怖い、挑戦してもどうせできない、私ってダメな人間だ…」 そんなふうに思ってしまう「自己肯定感の低い自分」なんて、本当にダメだ…と、自分の気持ちを全て否定していませんか? 自己肯定感を高めるためには、自分の素直な気持ちを認めてあげることが大切。自分の感情や意志を大切にしてあげることで、少しずつ自己肯定感は高まっていきます。「ネガティブな感情もあるけれど、それも自分」と、否定せずに認めてあげましょう。
信頼できる人に、頼ってみて
誰かに、うまく頼れていますか?自己肯定感が低いと、まわりの人との関わりを避けたい傾向にあります。そのため「迷惑をかけたくない、弱味を見せるのが恥ずかしい」と、うまく人に頼れないことも。全部ひとりで頑張りすぎると、心も体も疲れてしまいますよね。 そんな時は、思いきって誰かに頼ってみて。家族や信頼できる友達に甘えてみたり、相談したりしてみましょう。自分の悩みや弱味を人に見せるのって勇気がいりますが、やってみると心がスッと楽になるものですよ。
自分をまるごと好きになれば、人生はもっと楽しくなる
自己肯定感を高めるためには、ありのままの自分を認めてあげることが大切。「私にはダメなところがたくさんあるけれど、それが私だし、それで良い」と、自分をまるごと受けいれてあげることで、少しずつ自己肯定感は高まっていきます。 無理せず一歩ずつ、あなたのペースで進めてみてください。自己肯定感を高めて、自分をまるごと好きになれれば、見える世界が大きく変わります。あなたが思っているよりもずっと、人生は明るく楽しくなるはずです。